好き(?)な馬の話 「と」

 最近はトーホウジャッカルが好きです。

 

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  2011年出生   牡馬

  父:スペシャルウィーク  母:トーホウガイア

  獲得賞金 約1億9800万円(2015年7月27日現在)

 

無駄のない屈強な体躯にサラッとしたブロンドの鬣。

巷ではイケメンとして名高いようですが、イケメンかどうかはわかりませんが、僕もスマートで英国紳士のような馬だと思いますw

 

以前、「王者感」と書きましたが、現在の記録ではまだ「王子」ですね。

でも王者としての資質は十分にあると感じていますから、「王者感」はあると思います。

 

先日の宝塚記念ではトーホウジャッカルに賭けましたが、僕の目にはまずまずのレースに映りました。

2着となったデニムアンドルビーの外からの追い込みには差しきられたものの、位置取りは悪くなく、本来の気迫があれば、勝利してもおかしくなかったと感じます。

実際、記録上でも、休み明けという状態でありながら4着に食い込んできたわけですから実力はある程度証明されたと言えるでしょう。

 

気性の荒い英国紳士はあまり受けませんが、気迫のない英国紳士もあまり受け入れられません。(気迫のない紳士はただの「ホワイトカラー労働者」ですw)

どちらかと言えば長距離に向いているトーホウジャッカルはスタミナありきのレース展開を得意とするのですが、いかんせん「気迫」が必要です。

去年の菊花賞を見る限り、トーホウジャッカルが自身のスタミナを「気迫」で裏打ちできれば、能力のある馬でもなかなかトーホウジャッカルに打ち勝つことは難しいでしょう。

 

さて、そんなトーホウジャッカルが夏競馬の代表レースである札幌記念に出走する見込みが高いです。

さて、札幌記念はG2でありながらも、重要レースです。

トーホウジャッカルも、今年はジャパンカップ、そして有馬記念を見越しているでしょうから、ここでの勝利を景気付けにブランクを脱却してほしいです。

 

札幌記念は2000mですから、もしトーホウジャッカルが勝てば、2400m(ジャパンカップ)、2500m(有馬記念)のレースはますますおもしろくなりそうです。

 

でも、くれぐれも怪我だけはしないように。。。

 

 

好き(?)な馬の話 「て」

 「て」は、ディープインパクトテイエムオペラオーで悩みますね。

うーん。

どっちも好きですからねえ。

 

 

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  2002年出生   牡馬

  父:サンデーサイレンス  母:ウインドインハーヘア

  獲得賞金 約14億5500万円

   ★2005年・2006年 JRA年度代表馬

 

 

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  1996年出生   牡馬

  父:オペラハウス  母:ワンスウエド

  獲得賞金 約18億3500万円

    ★2000年 JRA年度代表馬

 

 

もしディープインパクトテイエムオペラオーが同時代の馬として活躍していたとしたらどちらが勝ったのか?

いまだに強さ議論のスレッドなどがあるくらいですから、どちらも大人気の馬ですね。

 

 

いまさらこの2頭について紹介しても仕方がないのですが、念のため。。。

 

 

ディープインパクトは、かのアメリカの名馬サンデーサイレンスの産駒です。

競走馬生産者である吉田義哉さんに日本に連れてこられたサンデーサイレンスは、日本で1500頭を超える数多くの子を産みました。

産駒成績もとても優秀で、ステイゴールドスペシャルウィークダイワメジャーリンカーンなどなど、獲得賞金が5億円を超える子供たちの父として今日では讃えられています。

1995年から2007年までは、まさにサンデーサイレンス旋風と言えるでしょう。

吉田義哉さんの才覚もすばらしいものがありますね。

ただし、そんな中、ディープインパクトはさほど注目されている馬ではありませんでした。

(もちろんよい馬であることは間違いなかったのでしょうが。。。)

金子真人さんが落札するのですが、このディープインパクトという名前がまたすばらしい。

この馬がまさに競馬界に強烈な衝撃を与えることになります。

ディープインパクトですばらしいところをひとつ挙げろと言われたら、僕は「名前」と答えるでしょう。

もちろんその名に恥じない活躍があってこそなんですが、、、

やっぱり名前は大事!ですね。

 

 

 

テイエムオペラオーは、言わずもがな、現時点での獲得賞金が世界最多の競走馬です。

馬主は竹園正継さんですが、なんと1000万円で落札されました。

1000万円で購入した馬が18億円稼いだわけですから、180倍、まさしく万馬券ですね。

テイエムオペラオーディープインパクトの大きな違いのひとつはライバルの存在ではないかと感じています。

ディープインパクトには、残念ながらライバルと言える馬はいなかったと思います。

ただし、テイエムオペラオーにはたくさんのライバルがいました。

最後まで食らい付いてきたメイショウドトウ、ライバル心はなかったものの閃光のように道を阻んだアドマイヤベガ、逆にライバル心むき出しで切磋琢磨したナリタトップロード、そしてジャングルポケットマンハッタンカフェのような次世代の馬たち。。。

もしも、競馬を物語として捉えるのであれば、ディープインパクトよりもきっとテイエムオペラオーの方が面白いストーリーが展開されるでしょう。

ライバルがいるというのはとても恵まれていることですね。

競馬は人気も大事ですが、やっぱり勝負の世界ですから。

人気の取り合いは傍からみると時に見苦しいですが、勝負の世界のライバルはとてもすがすがしいです。

だって、競馬ファンはみんなだいたいどの馬も好きですからね。

嫌いな馬がいる競馬ファンの方が珍しいのではないでしょうか?

 

 

 

さて、もしディープインパクトテイエムオペラオーが同時代の馬として活躍していたとしたらどちらが勝ったのか?

 

うん、とても面白かったと思います。

 

 

 

好き(?)な馬の話 「つ」

 ツルマル・・・というより鶴田さんでしょうね。

代表馬としてツルマルボーイの写真を。 

 

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  1998年出生   牡馬

  父:ダンスインザダーク  母:ツルマルガール

  獲得賞金 約5億8300万円

 

ツルマルボーイは、あの華々しい活躍を見せながらも華々しく散ったダンスインザダークの子で、ダンスインザダークの産駒で一番よく走った馬と言ってもいいのではないでしょうか。

 

冠にツルマルとついていますが、これは故鶴田任男さんと鶴田鈴子さんが馬主であることを示しています。

 

鶴田任男さんと言えば、鶴丸観光(現:都城サンプラザホテル株式会社)の会長さんですね。

初めて都城サンプラザホテルのHPを拝見しましたが、会社概要では会長さんはいまだ鶴田任男さんになってますね。。。

 

会長って、株主総会の議長ですよね。。。変更しなくていいのでしょうか。。。

まあ、インターネット上の記述は日々たゆたうものですし、法律のこともよくわかりませんから、そっとしておきます。

 

 

ツルマルの冠のつく馬はまずますの結果を出していまして、勝率はさほどではないものの、獲得賞金が1億を超える馬は12頭います。

 

馬名戦績獲得賞金備考
ツルマルボーイ 32戦7勝 約5億8300万円 2004年安田記念勝利!!
ツルマルファイター 44戦5勝 約2億1800万円  
ツルマルヨカニセ 49戦7賞 約2億1200万円  
ツルマルガイセン 35戦5勝 約2億500万円  
ツルマルツヨシ 11戦5勝 約1億7400万円  
ツルマルザムライ 75戦12勝 約1億4300万円  
ツルマルレオン 23戦6賞 約1億3400万円  
ツルマルガール 14戦5勝 約1億2900万円  
ツルマルテイオー 58戦4勝 約1億1100万円  
ツルマルミマタオー 13戦3賞 約1億800万円  
ツルマルスピリット 49戦3賞 約1億400万円  
ツルマルラッキー 50戦6賞 約1億300万円  

 

ツルマルツヨシは、結果的に目立たなかったとはいえ、有馬記念に2年連続出場するなど、期待は1番だったと思います。

 

法人馬主が主流となっている昨今からすれば、個人馬主でこれだけたくさんのレースに出させるのは、本当に競馬が好きだったんだなあ、と感じます。

まあ、今も昔も馬が好きでなければ馬主なんてできないんですけどね。

 

 

ちなみに、、、

 

<個人馬主の要件>

・今後も継続的に得られる見込みのある所得金額(収入金額ではない)が、過去2ヵ年いずれも 1,700 万円以上あること。

・資産の額が 7,500 万円以上あること。 

 

だそうです。

 

さほどべらぼーな要件ではないですね。

でも、利益を上げるために馬主になるなら今は法人馬主なんでしょうね。

うーん。。。

 

 

 

好き(?)な馬の話 「ち」

チアズメッセージ以外にはまったく思いつきませんでした。。。

イルポスティーノのお母さんです。 

 

 

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  2000年出生   牝馬

  父:サンデーサイレンス  母:チアズダンサー

  獲得賞金 約2億1600万円

 

チアズメッセージ自身はG1未勝利で、さほど華々しい競走馬時代だったとは言えないかもしれません。

とはいえ、スタミナ不足はいなめないものの、根性のあるレースを展開してくれたと思います。

 

 

2007年から毎年コンスタントに子を産んでいて、特にキングカメハメハとの間に4頭も子がいます。

 

 2008年 エクスプレシフ

 2010年 名前なし

 2011年 名前なし

 2012年 クリプトグラム

 

牡馬と違って、牝馬は1年に子を1頭しか埋めませんから、キングカメハメハと4頭も産むというのは相性がいいんでしょうか。

正直、馬の相性はよくわかっていないので、それ以上何も言えませんが。。。

 

ただし、産駒で今注目されているのは、クロフネとの間の子である2013年生まれのラインダールでしょうね。

 

ラインダールは現在、サンデーサラブレッドクラブ一口馬主を募集しているようですね。

 

 

サンデーサラブレッドクラブと言えば、クラブ法人であるサンデーレーシングが主宰する愛馬会法人で、稀代の競走馬集団を束ねるクラブです。

 

<活躍した馬>

オルフェーヴル

ジェンティルドンナ(牝)

ドゥラメンテ

ソリタリーキング

フェノーメノ

ルーラーシップ

ブエナビスタ(牝)

などなど

 

うーん、タレントぞろいですね。

スタイリッシュなレース展開をする馬が多いです。

こうして並べると、ラインダールももしかして、、、と思えなくもありません。

上に挙げた馬とは違う、母親譲りの根性レースを展開してくれるとなお面白いのですが。

 

いやー、やっぱり未来のことを考えるのは楽しいですね。

競馬には未来がある。

それをはっきり言えるところが気持ちいいですね。

 

好き(?)な馬の話 「た」

「た」

ダンスインザダークは外せませんね

 

 

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  1993年出生   牡馬

  父:サンデーサイレンス  母:ダンシングキイ

  獲得賞金 約3億8000万円

 

屈腱炎で惜しくも引退してしまいましたが、その活躍ぶりは華々しいものがありました。

 

デビューから引退まで、1年にも満たない期間でしたが、たった1年間でここまでの活躍を見せた馬はなかなかいません。

 

ダンスインザダークの活躍ぶりを表にまとめると、、、

 

年月レース着順賞金備考
1995年12月 3日 3歳新馬 1着 590万円 デビュー
23日 ラジオたんぱ杯3歳ステークス 3着 808万円  
1996年2月 4日 きさらぎ賞 2着 1712万円  
1996年3月 3日 報知杯弥生賞 1着 5497万円  
1996年5月 11日 プリンシパルステークス 1着 2384万円  
1996年6月 2日 日本ダービー 2着 6299万円  
1996年10月 13日 京都新聞杯 1着 5484万円  
1996年11月 3日 菊花賞 1着 1億5180万円 引退

 ※賞金は千円の位を四捨五入 

 

 

まさに荒稼ぎで、賞金が1年間で3億8000万円です。

 

ちょっと気になったので、歴代獲得賞金ベスト10の名馬たちがデビュー後1年間で獲得した賞金を調べてみました。

 

順位馬名獲得賞金デビュー日デビュー後1年間の獲得賞金
1 テイエムオペラオー 約18億3500万円 1998年8月15日 約2億3000万円
2 ジェンティルドンナ 約17億2600万円 2011年11月19日 約4億3600万円
3 オルフェーヴル 約15億7600万円 2010年8月14日 約4億1100万円
4 ブエナビスタ 約14億7900万円 2008年10月26日 約4億200万円
5 ディープインパクト 約14億5500万円 2004年12月19日 約6億1200万円
6 ウオッカ 約13億3400万円 2006年10月29日 約3億9000万円
7 アドマイヤムーン 約11億8800万円 2005年7月10日 約1億8100万円
8 ゼンノロブロイ 約11億1600万円 2003年2月9日 約2億1600万円
9 スペシャルウィーク 約10億9300万円 1997年11月29日 約4億5000万円
10 タップダンスシチー 約10億8400万円 2000年3月4日 約4600万円

 

まあ、こうしてみると化け物ぞろいですね。。。

 

それでもダンスインザダークも引けをとっていません。

 

歴史に「もし」はありませんが、もし足を傷めることがなければ、もしかしたらこの10位に入っていてもおかしくないと思います。

 

けっして獲得賞金だけがその馬の魅力ではないものの、ダンスインザダークはなんといってもその華々しさですから、お金は似合います。

 

 

ところで、獲得賞金と言えば、ジャパンカップの賞金が今年から増えるそうですね。

言わずもがな、ジャパンカップは日本でのレースでは獲得賞金がもっとも多いレースですが、昨年まで2億5000万円だったのが、今年から3億円にあがるということをつい最近知りました。

 

なぜ???

 

まあ、競馬界のモチベーションがあがるに越したことはないですが、なんともうらやましいかぎりです。

 

 

ちなみに、ダンスインザダークという名前からどうしても連想してしまうのが、『ダンサーインザダーク』という映画。

いかんせん僕を圧倒するものですから、映画館に3回足を運んで観たんですが、『ダンサーインザダーク』は2000年公開ですし、デンマークの映画ですから、ダンスインザダークとはまったく関係ありませんね。

まあそれでもどちらも好きですが。

 

 

ちょっとダンスインザダークの話から逸れすぎましたね。。。

せめて、ダンスインザダークの最後のレース、切れのよい追い込みをどうぞ。 

 

好き(?)な馬の話 「そ」

 「そ」と言えば、今日はソロルですね。

 

 

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  2010年出生   牡馬

  父:シンボリクリスエス  母:ラバヤデール

  獲得賞金 約1億7500万円(2015年7月14日現在)

 

ソロルは昨日7月13日のマリーンステークスin函館競馬場で勝利したばかり。

おめでとうございます。

 

ダートのオープン~G3で主に活躍している馬ですから、あまり知られていないかもしれませんが、ちょこちょこ名前は目にする馬だと思います。

 

G1ダートの代表レースであるフェブラリーステークスでは惨敗してしまった(2014年)ものの、その後も精力的にレースに出場しています。

 

1年以上も勝利がなかったのですが、ようやく昨日、勝ち鬨をあげることができました。

 

 

なんというか、足腰も安定しているし、優秀な馬だと思うんですが、なぜか勝てない、もっとやれる馬なのにもったいない、という印象の馬ですね。

まるで勝ち負けにこだわっていないような、ある意味ではすがすがしい馬です。

何はともあれ愛すべき馬です。

 

 

みんなからの期待値も高いようですから、オースミレパードとまではいかずとも、怪我にはくれぐれも気をつけて、末永く競走馬としての命を全うしてもらいたいものです。

 

オースミレパードは通算222戦!

大半は中央競馬ではなく、高知競馬に注いだとはいえ、大きな怪我もなく、走り続けるというのは、少なくとも並大抵の精神力ではありません。

 

ソロルの今後が楽しみです。

 

夏競馬の話

この間まで冷夏だと思っていたのに、急に真夏日が増えましたね。

  

 

突然ですが、中央競馬である10箇所の競馬場での2015年の月別レース開催状況を表にしてみます。

 

 1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
札幌競馬場 × × × × × × × × × ×
函館競馬場 × × × × × × × × × ×
福島競馬場 × × × × × × × ×
新潟競馬場 × × × × × × × ×
東京競馬場 × × × × ×
中山競馬場 × × × × ×
中京競馬場 × × × × × × × ×
京都競馬場 × × × × × ×
阪神競馬場 × × × × ×
小倉競馬場 × × × × × × × ×

 

 

G1レースが行われるのは、東京競馬場中山競馬場中京競馬場京都競馬場阪神競馬場なのですが、見ての通り、7月と8月はほとんどレースが行われません。

中京競馬場では7月もレースは行われますが、G1レースはありません。

 

そんなわけで、7月と8月はさほど社会的影響力のあるレースがないのですが、「夏競馬」と呼ばれ、地方が盛り上がる、そんな時期です。

 

たとえば東京や大阪に住んでいる人からすれば、そもそも近くでレースを開催していないので、自然と馬券も買いにくくなりますし、どうしても「夏は休んで秋のビッグレースまであっためておこう」という心理が働くようですね。

 

あと、競走馬が夏の暑さに弱いことは知られていますが、かくいう人間も暑さに弱かったりするので、お互いに体調管理に気を使ってるうちに秋になってしまうんでしょうね。

僕も夏は大嫌いなので、早く秋が来ればいいと思ったりします。

 

とはいえ、夏に元気に勝つ馬を見るとうらやましいと同時に、ちょっと元気をもらったりします。

みんながへばるときに、俄然として元気というのも「強さ」ですからね。

 

夏競馬で代表レースとなるのは、札幌競馬場で行われる札幌記念(G2)でしょうね。

 

昨年2014年は、ゴールドシップが惜敗、ロゴタイプトーヘイケイロー(2013年の札幌記念優勝馬)が惨敗しました。

一昨年の2013年は、ルルーシュロゴタイプトーセンジョーダンなどが惨敗しました。

 

なんとなく、強い馬でも調子を崩しやすい、そんなイメージのレースですから、今年の札幌記念も要注目ですね。