好き(?)な馬の話 「て」
「て」は、ディープインパクトとテイエムオペラオーで悩みますね。
うーん。
どっちも好きですからねえ。
2002年出生 牡馬
父:サンデーサイレンス 母:ウインドインハーヘア
獲得賞金 約14億5500万円
1996年出生 牡馬
父:オペラハウス 母:ワンスウエド
獲得賞金 約18億3500万円
もしディープインパクトとテイエムオペラオーが同時代の馬として活躍していたとしたらどちらが勝ったのか?
いまだに強さ議論のスレッドなどがあるくらいですから、どちらも大人気の馬ですね。
いまさらこの2頭について紹介しても仕方がないのですが、念のため。。。
ディープインパクトは、かのアメリカの名馬サンデーサイレンスの産駒です。
競走馬生産者である吉田義哉さんに日本に連れてこられたサンデーサイレンスは、日本で1500頭を超える数多くの子を産みました。
産駒成績もとても優秀で、ステイゴールド、スペシャルウィーク、ダイワメジャー、リンカーンなどなど、獲得賞金が5億円を超える子供たちの父として今日では讃えられています。
1995年から2007年までは、まさにサンデーサイレンス旋風と言えるでしょう。
吉田義哉さんの才覚もすばらしいものがありますね。
ただし、そんな中、ディープインパクトはさほど注目されている馬ではありませんでした。
(もちろんよい馬であることは間違いなかったのでしょうが。。。)
金子真人さんが落札するのですが、このディープインパクトという名前がまたすばらしい。
この馬がまさに競馬界に強烈な衝撃を与えることになります。
ディープインパクトですばらしいところをひとつ挙げろと言われたら、僕は「名前」と答えるでしょう。
もちろんその名に恥じない活躍があってこそなんですが、、、
やっぱり名前は大事!ですね。
テイエムオペラオーは、言わずもがな、現時点での獲得賞金が世界最多の競走馬です。
馬主は竹園正継さんですが、なんと1000万円で落札されました。
1000万円で購入した馬が18億円稼いだわけですから、180倍、まさしく万馬券ですね。
テイエムオペラオーとディープインパクトの大きな違いのひとつはライバルの存在ではないかと感じています。
ディープインパクトには、残念ながらライバルと言える馬はいなかったと思います。
ただし、テイエムオペラオーにはたくさんのライバルがいました。
最後まで食らい付いてきたメイショウドトウ、ライバル心はなかったものの閃光のように道を阻んだアドマイヤベガ、逆にライバル心むき出しで切磋琢磨したナリタトップロード、そしてジャングルポケットやマンハッタンカフェのような次世代の馬たち。。。
もしも、競馬を物語として捉えるのであれば、ディープインパクトよりもきっとテイエムオペラオーの方が面白いストーリーが展開されるでしょう。
ライバルがいるというのはとても恵まれていることですね。
競馬は人気も大事ですが、やっぱり勝負の世界ですから。
人気の取り合いは傍からみると時に見苦しいですが、勝負の世界のライバルはとてもすがすがしいです。
だって、競馬ファンはみんなだいたいどの馬も好きですからね。
嫌いな馬がいる競馬ファンの方が珍しいのではないでしょうか?
さて、もしディープインパクトとテイエムオペラオーが同時代の馬として活躍していたとしたらどちらが勝ったのか?
うん、とても面白かったと思います。