夏競馬の話

この間まで冷夏だと思っていたのに、急に真夏日が増えましたね。

  

 

突然ですが、中央競馬である10箇所の競馬場での2015年の月別レース開催状況を表にしてみます。

 

 1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
札幌競馬場 × × × × × × × × × ×
函館競馬場 × × × × × × × × × ×
福島競馬場 × × × × × × × ×
新潟競馬場 × × × × × × × ×
東京競馬場 × × × × ×
中山競馬場 × × × × ×
中京競馬場 × × × × × × × ×
京都競馬場 × × × × × ×
阪神競馬場 × × × × ×
小倉競馬場 × × × × × × × ×

 

 

G1レースが行われるのは、東京競馬場中山競馬場中京競馬場京都競馬場阪神競馬場なのですが、見ての通り、7月と8月はほとんどレースが行われません。

中京競馬場では7月もレースは行われますが、G1レースはありません。

 

そんなわけで、7月と8月はさほど社会的影響力のあるレースがないのですが、「夏競馬」と呼ばれ、地方が盛り上がる、そんな時期です。

 

たとえば東京や大阪に住んでいる人からすれば、そもそも近くでレースを開催していないので、自然と馬券も買いにくくなりますし、どうしても「夏は休んで秋のビッグレースまであっためておこう」という心理が働くようですね。

 

あと、競走馬が夏の暑さに弱いことは知られていますが、かくいう人間も暑さに弱かったりするので、お互いに体調管理に気を使ってるうちに秋になってしまうんでしょうね。

僕も夏は大嫌いなので、早く秋が来ればいいと思ったりします。

 

とはいえ、夏に元気に勝つ馬を見るとうらやましいと同時に、ちょっと元気をもらったりします。

みんながへばるときに、俄然として元気というのも「強さ」ですからね。

 

夏競馬で代表レースとなるのは、札幌競馬場で行われる札幌記念(G2)でしょうね。

 

昨年2014年は、ゴールドシップが惜敗、ロゴタイプトーヘイケイロー(2013年の札幌記念優勝馬)が惨敗しました。

一昨年の2013年は、ルルーシュロゴタイプトーセンジョーダンなどが惨敗しました。

 

なんとなく、強い馬でも調子を崩しやすい、そんなイメージのレースですから、今年の札幌記念も要注目ですね。