好き(?)な馬の話 「ふ」
「ふ」と言えば、好きっていうわけではないんですが、どうしても「フサイチ」さんの顔が頭に浮かんでしまいますねw
とりあえず、一番有名なのはフサイチコンコルドでしょうか。
1993年出生 牡馬
獲得賞金 約2億3400万円
フェノーメノ、フォゲッタブル、ファインモーションなど、他にもたくさんの名馬がいるのになぜフサイチさんにしてしまったのか。。。
まあ、フサイチコンコルドやフサイチパンドラもとてもいい馬だと思うんですが、やっぱり馬主である関口房朗氏のインパクトが強烈でして、ちょうど僕が競馬に興味を持ち始めたときにさんざんテレビに出ていましたから、どうしても印象に残っていますね。
カリスマ性はテレビの画面越しでもわかるくらいにありましたし、まるで競馬界を背負って立っているような風格を感じましたから、僕と同じように印象に残っている人も多いのではないでしょうか。
しかし。。。
今から振り返れば、フサイチさんの動向は、どうしても空回りに見えてしまいます。
・地方競馬を盛り上げることに尽力(ばんえい競馬で全12レースに個人協賛など)
・高額の馬を次から次へと落札
・参議院議員選挙に出馬
それぞれ、
・地方競馬はどこもなかなか苦しい経営。荒尾と福山の閉鎖は記憶に新しい。
・所有馬のすべてを手放す。裁判所によって差し押さえられた馬も。
・落選。
しかし!
フサイチさんの豪快さはけっしてバカにはできません。
2000年のケンタッキーダービーで日本人初のアメリカダービー制覇のニュースは今でも興奮しますし、業界を盛り上げようとする心意気はすばらしいと思います。
少なくとも僕のようにダラダラと言葉を書き連ねるだけでなく、実際の行動に移している時点ですばらしいですし、その功績は後世まで語り継がれるべきでしょう。
ただ、今の競馬界へ貢献するとすれば、お金によるものではないのかもしれません。
いくらフサイチさんが大金持ちとは言え、個人資産ではたかが知れています。
それ以上にたくさんのお金が必要なわけで。。。
プロレス業界では新日本プロレスが「愛」によって盛り返し、学習塾業界では株式会社ナガセが「今」によって盛り返し、ゲーム業界ではフロムソフトウェアが「闇」によって盛り返したように、「金」による盛り返しは期待しないほうがいいでしょう。
うーん。
競馬業界が盛り返すならなんでしょうかね。
個人的には「美」だと思うのですが。。。
なにせ馬のフォルムは美しいですからね。