好き(?)な馬の話 「へ」
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では、ベガで。
1990年出生 牝馬
父:トニービン 母:アンティックヴァリュー
獲得賞金 約2億3800万円
ベガは、4歳でデビューしましたが、チューリップ賞で桜花賞の挑戦権を獲得すると、桜花賞に続いてオークスでも勝利し、1993年の中ごろには一躍して時の馬に登り詰めた馬でした。
エリザベス女王杯では惜しくも3着となりましたが、牝馬クラシック二冠馬の成績はすばらしい記録として色あせることはないでしょう。
しかし、1993年の終盤から少しずつ調子を落とし、1994年の成績も振るわず、宝塚記念での骨折がたたり、そのまま引退⇒ブルードメアとなりました。
多産ではなかったものの、ブルードメアとしても優秀でした。
初めての子であるアドマイヤベガの活躍は今でも記憶に残っていますし、何より、惜しくも2006年に亡くなる1年前に唯一の牝馬であるヒストリックスターを産み、そのヒストリックスターの子であるハープスターが今、まさに旬まっさかりです。
ベガが叶わなかった海外競馬へもハープスターが挑戦しています。
血脈のストーリーというもの自体は、僕はあまり好きではないのですが、このベガとハープスターのストーリーは、可憐で好ましく思います。
まだいささか気が早すぎますが、ハープスターの子はどんな活躍をみせてくれるのか。
この牝馬の血脈はずっと続いていく予感がしますし、ずっと続いていってほしいものです。