競馬新聞の話
それにしても、最近はインターネットがなにかにつけて便利ですね。
競馬業界でもとっても活躍していると思います。
一昔前までは、おじさんたちが赤ペンを手にして競馬新聞とにらめっこしていたんですが、最近は、競馬場でもスマートフォンとにらめっこしている人が増えていますね。
確かにインターネットだと馬や騎手のそれぞれの成績表が見やすくまとめられていますし、レースの動画が観られたりします。
中央競馬だけでなく、地方競馬も充実しています! ⇒地方競馬ライブ)
JRAも参考としてレース動画をアップしていますからね。
動画となると、新聞ではさすがに難しいですよね。
この競馬新聞、歴史は古くて、1924年の「中島高級競馬號」が最古の競馬新聞だということです。
「高級」というのがおもしろいですね。
昔は「低級」があったのか、中島出版印刷さんに聞いてみたいです。
(中島出版印刷さんは今は印刷会社として高知でご活躍中)
新聞は、紙面が限られてるからこそ、内容を理解するのに少しコツが必要です。
特に予想欄がなかなか難しくて、「これが騎手の名前かな?」くらいはピンと来るんですが、その他はなかなか難しいです。
最初は、並んでいる数字は縦に読むのか?横に読むのか?すらわからなかったりしました。
それでも、子供の頃に近所のおじさんに競馬新聞を見せてもらったときは、あの○とか▲とか◎がおもしろかった記憶があります。
▲って悪いイメージがありますけど、競馬の予想欄だと「1位にくるかもしれない可能性を秘めている」っていう意味で、けっして悪くないんですよね。
近所のおじさんから予想欄の見方を教えてもらってたら、そのおじさんも僕に教えてるうちに予想が固まってきたりして、運よく的中したときは「おまえのおかげだ」なんて言われたこともありました。
そう、競馬新聞のよさ(競馬新聞に限らず新聞全般?)って、他の人と共有できることかもしれません。
インターネットって結局、ひとりひとりがこぢんまりと観てて、特に何も共有していない気がします。
競馬場にぐちゃぐちゃに捨てられた競馬新聞。
ふと見ると、そこに赤ペンの印。
その印だけで、その人の気持ちが少しはわかる気がするというか。。。
よし、たまには僕も競馬新聞を買おう。
あ、ごみはきちんと持ち帰るか、所定のゴミ箱に捨てましょう。